メディアライブラリの画像のサムネイルをクリックすると、「添付ファイルの詳細」画面に切り替わります。
変更できる項目が4つあります。
タイトル
WordPress がファイル名を自動で入力してくれる部分です。画像の title 属性になります。どのように使えばよいのでしょうか?例えば、ライブラリに画像が3枚あったとします。
それぞれの画像のタイトルを図のように設定したとします。
ライブラリの「検索」を使います。
「ra-men」と入力すると、
タイトルに「ra-men」を設定した画像に絞り込むことができます。WordPress が自動で割り当てたままでも問題ありませんが、画像の枚数が増えた際の画像管理に役立てるとよいでしょう。
キャプション
画像の見出しを作ることができます。画像が「caption」で囲まれます。例えば、
このように設定すると、
投稿画面のテキストエディタでこのようにタグが挿入され、
実際の画面ではこのように表示されます。設定しなくても、特に問題はありません。画像の見出しとして使ってもよいでしょうし、イラストや写真サイトによっては、素材にクレジットやリンクを表示する必要があるので、そのために使用してもよいでしょう。
例として、写真素材サイトの「ゆんフリー写真素材集」さんの写真を使った場合を考えてみます。
こちらは無料の写真素材を配布しているサイトさんなのですが、使うためには「Photo by (c)Tomo.Yun」を明記し、 そこにリンクを貼らなければなりません。そこでキャプションを使ってみましょう。
タグを使えるので、リンクも貼れます。
それらしく見えるでしょうか。
代替テキスト
画像の alt 属性にあたります。検索エンジンは画像を読み込むことができないので、替わりにこの部分を読むといわれています。検索エンジンということは SEO にも関係するので、検索でヒットするようにキーワードを含む語句を設定するなどしたほうがよいでしょう。
本来は画像を表示することのできないテキストブラウザや音声ブラウザにおいて、画像の替わりとして使うもののようです。
説明
画像の説明です。後ほど説明します。
画像を編集
「画像を編集」ボタンを押すと画像を編集することができます。
画像の拡大・縮小、トリミング、回転や反転などをブラウザ上で行えるので、画像処理ソフトを用意する必要がなく、とても便利です。
「添付ファイルのページ」とは
「添付ファイルの詳細」において、「添付ファイルのページを表示」と「さらに詳細を編集」というリンクがあります。
クリックしてみましょう。
このように、画像だけを表示してくれるページを WordPress が作ってくれます。ページのタイトルは添付ファイルの詳細で設定されている「タイトル」、ページのアドレスは、
となっています。「さらに詳細を編集」をクリックすると、
このような「メディアを編集」画面に移動するので、試しにいろいろと設定してみましょう。
再度、添付ファイルのページを表示すると、このようになります。
先ほど、サラッと流した「説明」の項目は、添付ファイルのページで表示されるテキストのためのものです。
メディアを編集のページに HTML タグを挿入するボタンがあったことからもわかるように、このページも他のブログエントリーページ同様に HTML タグを使って装飾することができます。
では「添付ファイルのページ」をどのように使うのかというと、記事の投稿ページを開き、「メディアを追加」ボタンを押してください。
「メディアを挿入」画面で目的の画像を選んだら、「リンク先」の設定をします。
「添付ファイルのページ」を選択して、画像を挿入します。
画像を挿入し終わったら、エントリーを公開します。
公開した記事を見てみましょう。
普通に画像が表示されているページがでてきますが、画像をクリックすると、
先ほど作成した添付ファイルのページに飛ぶリンクになっていることがわかります。
記事に画像を挿入するときのリンク先は「メディアファイル」が多いかと思いますが、その場合は画像がブラウザ画面に表示されるだけです。写真素材サイトのように、同じ画像であっても複数の解像度の画像を用意しておき、添付ファイルのページにジャンプした後、好きな解像度の画像をダウンロードしてもらうようにしておくと、訪問してくれたユーザにとって便利なサイトになりそうです。
Comment
大変、参考にさせて頂きました、
いちばん重要なのは、SEOにも反映される「 代替テキスト 」部分の
編集ですね。有難うございます。^^