ブログの記事が増えてくると、古くなった記事は検索結果の上位にでもランクインしていないかぎり、どんどん埋もれていってしまいます。そんな古いエントリーを一定間隔に自動で Twitter で宣伝してくれるプラグインを紹介したいと思います。「Revive Old Post」プラグインです。
以前は「Tweet old post」という名前のようでしたが、新しいバージョンになった際に名前を変えたようです。設定画面が英語なのですが、それほど設定するところもないので難しくありません。
当ブログのような宣伝しかつぶやいていないアカウントでも、Twitter 経由でエントリーに訪問してくれる人が増えたばかりでなく、フォローしてくれる人まで増えてきました。頻繁に Twitter で情報を発信している人なら、もっと効果があるかもしれません。
インストール
管理画面で「プラグイン」→「新規追加」で移動し、検索窓に「Revive Old Post」と入力し、エンターキーを押します。「今すぐインストール」ボタンを押してインストールし、有効化してください。
こちらからダウンロードした ZIP ファイルを解凍後、レンタルサーバにアップロードしてもインストールできます。
Revive Old Post – Auto Post to Social Media — WordPress Plugins
プラグインを有効にすると、管理画面に「Revive Old Post」と表示されるので、ここから設定をしていきます。
Accounts
Twitter のアカウントをプラグインと連携させます。「Add Account」をクリックしてください。
Twitter にログインしている場合は次のような画面になります。「連携アプリを認証」ボタンを押して認証します。
Twitter にログインしていない場合は次のような画面になります。Twitter に登録したユーザー名、もしくは メールアドレスとパスワード入力し、「保存する」にチェックを入れて「連携アプリを認証」ボタンを押して認証します。
General settings
ここで全体的な設定を行います。
Minimum interval between shares
自動でツイートする間隔を時間単位で設定します。初期設定は 8 時間ごとにツイートするようになっています。「0(ゼロ)」にするとデフォルトの4時間ごとになります。
Minimum age of post to be eligible for sharing
投稿してから何日経ってからツイートするのかを設定します。例えば、10 と設定すると、投稿してから 10 日経ってからツイートしてくれるようになります。「0(ゼロ)」にすると今日の投稿からツイートしてくれます。
Maximum age of post to be eligible for sharing
ツイートする最大日数です。例えば、100 と設定すると、投稿してから100 日経ったエントリーはツイートされなくなります。「0(ゼロ)」にすると無期限になります。
Number of Posts to share
一度のツイートでいくつの記事をツイートするのかを設定します。
Share old posts more than once
過去記事を繰り返しツイートするかを設定します。このチェックが入っていないと一度しかツイートしないので注意してください。
Google Analytics Campaign Tracking
自動ツイートしたトラフィックを Google アナリティクスで確認したい場合、チェックを入れてください。
Exclude Specific Categories
ツイートしたくないエントリーをカテゴリーごとに設定することができます。
Post Format
ツイートの投稿内容の設定を行います。ランダム投稿に追加する文言や短縮URLなどをここで設定します。なお、カスタムフィールド関連の設定は説明が長くなり、このエントリーの趣旨から外れてしまうので省略します。
Post Content
どのような形式でツイートするか設定します。
- Title Only
- Body Only
- Title&Body
「Body」は本文の冒頭を抜粋したものです。
Additional Text
ツイートに追加するテキストの設定です。「Additional Text At」で追加する位置を設定します。
Additional Text At
「お蕎麦」が記事のタイトル、「美味しい美味しい」が追加するテキストだとします。プレビューではこのようになります。
Begging of Post
End of Post
Include Link
ツイートにリンクを挿入するか設定します。もちろん「YES」に設定してください。
Use URL Shortner
短縮 URL を使用するかどうか設定します。特に URL が日本語の人は必須になります。
URL Shortner Servise
短縮 URL にどのサービスを利用するかを設定します。
- is.gd:登録不要で使える短縮 URL
- bit.ly:登録が必要な短縮 URL
- wp.short url:JetPack プラグインの短縮 URL 機能を使用している場合
2016.09.09 追記
WordPress のクリーンインストールを行ったことで Revive Old Post を再設定したのですが、短縮 URL についてバージョンアップが行われたようなので追記します。
URL を短縮してくれるサービスの数が増えていますね。このなかで登録不要で使うことのできるものは is.gd と wp short url です。残りのサービスの場合には API キーの入力などが必要です。
私は今までは is.gd を使用していたのですが、SEE SAMPLE POST ボタンでツイートのプレビューを確認したところ、どうやらうまく動作していないようです。URL が短縮されていません。
しかも、このまま運用すると Revive Old Post のログにリクエストエラーが表示されてしまいます。ツイッターで動作確認すると、一応プラグインは機能しているようなのですが、このままだとカンジ悪いです。
そこで、今回は wp short url を使用してみることにしました。こちらをプレビューで確認すると、ちゃんと動作しているようです。
Hashtags
ツイートにハッシュタグを追加するか設定します。
- Don’t add any hashtags
→ハッシュタグを付けない - Common hashtags for all shares
→すべてのツイートに共通のハッシュタグを生成 - Create hashtags from Categories
→カテゴリーからハッシュタグを生成 - Create hashtags form Tags
→タグからハッシュタグを生成
動作確認をしたのですが、カテゴリーとタグからハッシュタグを生成しようとすると文字化けしてしまいます。試しに「テスト」というタグからハッシュタグを付けようとした結果がこちらです。
日本語圏での運用は難しいかもしれません。
また「Common hashtags for all shares」は自分で作ったハッシュタグをすべてのツイートに付与する設定ですが、ハッシュタグの先頭に#マークが付いてくれません。試しに「naokix.net」と設定した結果がこちらです。
リンクは張られているのでジャンプすることはできるのですが、ツイートを見てくれる人には分かり難いかもしれません。何人かの海外ツイッターアカウントで確認したんですが、海外でもハッシュタグには#マークを付けているようなので、これはいずれ修正されるかもしれません。
設定の保存
設定が終わったら、「SAVE」ボタンを押して設定を保存してください。「SEE SAMPLE POST」ボタンで自動投稿されるツイートがどのようになっているかを確認することができます。最後に「START SHARING」ボタンを押して自動ツイートの開始です。このボタンを押し忘れないよう注意してください。
START SHARING ボタンを押すと、次に自動ツイートが実行されるまでの時間が画面の右上でカウントダウンされます。
自動ツイートを停止したい場合は「STOP SHARING」ボタンを押します。
Exclude Posts
管理画面の「Revive Old Post」→「Exclude Posts」で記事ごとに自動ツイートから除外する設定を行えます。
ツイートしたくないエントリーにチェックを入れ、「Exclude selected」ボタンを押してください。
動作確認
最後にちゃんとツイートされているのかを確認しましょう。自分の Twitter のホームで「ツイート」をクリックします。
自分の過去のツイートだけが表示されますので、ちゃんとつぶやかれていれば完了です。
最後に
当ブログで使用していないので説明しませんでしたが、Facebook でも自動投稿をすることができます。プラグインにアカウントを認証するだけですので、こちらも活用してみてください。
2015.10.30 補足
Revive Old Post プラグインで過去記事の宣伝をつぶやいていたのですが、Twitter アカウントを凍結されてしまいました(泣)本当に涙ちょちょぎれですよ。
Twitter のアカウントの凍結と解除についての話はこちらが詳しいのでご覧ください。
Twitterアカウントが凍結される20の理由+凍結の解除法教えます。 | アフィリエイトJAPAN
なにがびっくりかと言えば、電話番号登録で解除できる仮凍結ではなく、一発で本凍結だったことです。これは Twitter に悪質な利用規約違反のアカウントであると判断されたのだと思います。メールでの問い合わせもしたのですが、解除されませんでした。
今回凍結された Twitter アカウントをどのように運用していたのかといえば、10月5日から10月22日まで1日4回過去の記事の宣伝をつぶやいていただけです。ただ、私は普段 Twitter をやっていないので、17日間の71ツイートのすべてが宣伝ツイートです。他の Twitter ユーザーにスパムであると報告された可能性もありますが、ツイートの頻度から考えると全部宣伝だったことが原因かなと思っています。
凍結された側からはなぜ凍結されたのかはわからないのではっきりしたことは言えませんが、再度アカウントを作成してどうなるのか調査したいと思います。今度は宣伝以外のツイートを増やして、宣伝の頻度も1日2回ぐらいに抑えようかと。1日4回は多かったかも。
これからこのプラグインを利用しようと思っている人は、注意して運用するようにしてください。
2015.10.30 さらに補足
先ほど Twitter アカウントの凍結が解除されました。
メールでの問い合わせから一週間ほどかかりましたね。もう駄目なんだとおもいましたよ。よかったよかった。
17日間運用してみましたが、普段まったくつぶやかないアカウントでフォロー数が少なくても、結構 Twitter からの流入がありましたので、宣伝としての効果はバツグンだと思います。ただ、あまり自動ツイートの頻度が多いと Twitter の利用規約では OK でも、他のユーザーにスパム報告される可能性もあるので注意して設定しましょう。
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