「自分が撮った写真をみんなに配って使ってもらいたい」というとき、どうのようにすればよいのかというお話です。
ZIP ファイルをダウンロードしてもらうには
まずは、ZIP ファイルを WordPress にアップロードします。WordPress 管理画面から「メディア」→「新規追加」とたどり、「ファイルを選択」ボタンを押してください。
「アップロードするファイルの選択」ダイアログがでるので、ファイルを選択。
アップロードし終わったら、「投稿の編集」画面で「メディアを追加」ボタンを押し、
「メディアを挿入」画面にて必要な設定を行ってください。
「タイトル」は、WordPress がファイルの拡張子を省いた部分を自動で記入してくれます。ここを変更すると、記事に表示される文字が変化します。リンク先は「メディアファイル」で十分でしょう。
リンクをクリックすれば、
「ファイルのダウンロード」ダイアログが表示されます。
注意
ファイル名が日本語の場合、うまく動作しないので、ファイル名は英数字・アルファベットにしておかなければなりません。
また、PHP ファイルなどを WordPress にアップロードしようとすると、
このようなエラーがでて、アップロードに失敗します。セキュリティ的によろしくないのでダメでござる、という WordPress の優しさがみてとれます。PHP 以外にも、Windows のバッチファイル、Perl ファイルなどもアップロードできませんでした。他にもあるかもしれません。
このようなファイルの場合でも、ZIP ファイルなどに圧縮すれば、アップロードすることができます。
PDF とかどーすんの?
例えば、PDF をアップロードし、
リンクを貼っても、
ブラウザの画面に PDF が表示されるだけで、ダウンロードにはなりません。
PDF を表示してもらった後に保存すれば済む話ではありますが、PDF をダウンロードしてもらうことだけが目的だった場合、訪問してくれた人にとってはひと手間増えることになりますし、SEO 的にも画面が切り換わると離脱率が上がるという統計もあるので、あまり好ましくありません。
また、素材サイトのように写真1枚をダウンロードしてもらいたい場合に、1枚の画像をいちいち ZIP ファイルに変換するのも、なんとなく格好悪いです。
「WordPress Download Manager」プラグインが便利だよ
「WordPress Download Manager」プラグインを使ってみましょう。「プラグイン」→「新規追加」で移動します。「プラグインの検索」窓に「Download Manager」と入力し、エンターキーを押します。
「今すぐインストール」を押し、インストールした後、有効化します。
画面左側に
このように表示されていれば、インストール完了です。
それでは使ってみましょう。「Downloads」→「Add New」と移動します。
まずは、タイトルを記入しましょう。ここに記入したものが記事でも表示されます。また、WordPress Download Manager 内でファイルを整理するためにもわかりやすいタイトルのほうがよいでしょう。
「Select Files」ボタンから WordPress Download Manager にアップロードしたいファイルを選択することができます。
「Link Label」を記入することで、リンクを貼る文章をカスタマイズすることができます。
「Icons」タブでお好きなアイコンを選ぶことができます。
最低限、この4ヶ所を設定すれば使うことができます。設定し終わったら「公開」ボタンを押して保存してください。
「Downloads」→「All Files」に移動してください。
「Short-code」とありますので、
これをコピーしておいてください。
投稿の編集画面へ移動しましょう。
テキストエディタで表示したい場所に貼り付ければ、
このように表示されます。リンクをクリックすれば、
「ファイルのダウンロード」ダイアログが表示されます。
まとめ
このプラグインを使えば、画像ファイルが1枚でもわざわざ ZIP に圧縮せずに、訪問してくれた人がダウンロードできるようになります。あと、セキュリティ的に褒められる行為ではないかもしれませんが、PHP ファイルなどもこのプラグインによってダウンロードすることが可能です。
設定によっては、パスワードがなければダウンロードできないようにしたり、会員限定でダウンロードを許可するようにできるようです。こちらのページで詳しく解説してくれているので参考にしてください。
ファイル(PDF・zipなど)のダウンロード機能を作成する | 西沢直木のIT講座
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