GIMPには画像をトリミングするためのツールがいくつか用意されており、それぞれに得意な分野が異なります。切り抜きたい画像にあわせて最適なツールを選べるようになると効率的です。今回紹介する方法は次の６つです。
- 自由選択
- 矩形選択・楕円選択
- 電脳はさみ
- ファジー選択・色域を選択
- パス
- クイックマスク
矩形選択・楕円選択
一番簡単なトリミング方法です。切り抜いた形が必ず四角か丸になってしまいますが、マウスの左ドラッグだけで画像をトリミングできます。
使い方はこちらのリンクを参照してください。
自由選択
手軽にトリミングはしたいんだけど、ある程度は輪郭にそって切り抜きたい場合にはこちらの方法がおすすめです。点を置いていく方法とマウスの左ドラッグでぐりぐり境界線を描画していく方法のふたつがあります。
使い方はこちらのリンクを参照してください。
電脳はさみ
境界線上に点を置いていくと、点と点の間をGIMPが自動計算してくれます。画像や色味の重なり具合によってうまく境界線を描画してくれないこともありますが、後から修正できるので問題ありません。
使い方はこちらのリンクを参照してください。
ファジー選択・色域を選択
グラデーションのかかっていないイラストをトリミングしたいならこちらの方法がおすすめです。色が同じ領域をワンクリックで選択範囲にしてくれます。輪郭にそってクリックしていく作業がないためとても効率的です。
グラデーションがかかった写真やイラストなどは苦手ですが、しきい値を調整することでうまく範囲選択できることもあります。
また写真は苦手ながらも、写真素材サイトなどでよく見かけるこちらの画像などでは、背景を選択してしまうことで少ないクリック数で範囲選択することが可能です。応用すれば、単調な色彩の背景から人物だけをトリミングできます。
使い方はこちらのリンクを参照してください。
ワンクリックで範囲選択！GIMPの「ファジー選択」と「色域を選択」の使い方
パス
自動車のようななめらかな曲線がある画像を切り抜くのならパスツールがよいでしょう。ベジェ曲線というと操作が難しいとイメージされがちですが、画像のトリミングではそれほど高度な操作を必要としません。
使い方はこちらのリンクを参照してください。
クイックマスク
ほかの操作ではどうしてもうまく範囲選択ができないときにはクイックマスクを活用します。鉛筆ツールのサイズ調整を上手に行えば、広い範囲であっても効率的に切り抜くことができます。
この方法はほかのツールで範囲選択をした後に細かい部分を修正する際にも利用できるため、覚えておいて損はない操作です。
使い方はこちらのリンクを参照してください。
GIMPのクイックマスクで細かいところまできっちり切り抜くテクニック
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